名刺交換のマナー|渡し方・受け取り方・複数人の順番

名刺交換は、相手の所属と氏名を確認し、これから誰と何を話すかを共有する最初の挨拶です。名刺を低い位置で競い合うような細かな所作より、準備、名乗り、確認、会話への移行を落ち着いて行うことを優先します。

交換前の準備

  • 汚れや折れのない名刺を、予定人数より少し多めに用意する
  • 名刺入れからすぐ取り出せる向きにそろえる
  • 会議室へ入る前にコート、かばん、スマートフォンを整える
  • 会社名、役職、氏名が現在の情報か確認する

一人ずつ交換する手順

  1. 立ち上がり、机越しを避けて相手の正面へ移動する。
  2. 訪問側から「株式会社○○の山田と申します」と名乗る。
  3. 名刺を相手が読める向きにし、胸より低い自然な位置で両手で差し出す。
  4. 相手の名刺を両手で受け取り、「頂戴します」と伝える。
  5. 会社名、部署、氏名を確認し、読めない場合はその場で尋ねる。

同時交換では、右手で自分の名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け、すぐ両手で持ち直す方法が一般的です。無理に同時に行わず、一方が先に受け取ってから渡しても問題ありません。

複数人の順番

状況進め方迷ったとき
自社だけ複数役職の高い人から順に相手と交換することが多い上司の紹介を受けてから続く
双方が複数双方の責任者同士から始め、一人ずつ交換する近くにいる人へ順に「失礼します」と声をかける
役職が不明座席、紹介、会話の流れから判断する順番にこだわりすぎず全員と確実に交換する

複数人の順番は、会社や業界の慣行で異なります。交換が交差して混乱する場合は、代表者同士の後に時計回りなど、全員が分かる順で進めます。

受け取った名刺の置き方

会議中は名刺入れの上または席順に合わせて机上へ置きます。飲み物やパソコンの下に置かず、終了時に丁寧に名刺入れへ収めます。交換後のデータ化・社内共有は名刺の管理方法で確認してください。

困ったときの言い方

名刺を切らした:「申し訳ございません。あいにく名刺を切らしております。株式会社○○、営業部の山田太郎と申します。連絡先は本日中にメールでお送りします」

読み方が分からない:「失礼ですが、お名前はどのようにお読みすればよろしいでしょうか」

相手が名刺を出さない:交換を求め続けず、口頭で名乗って会話を始める。

海外・オンラインでは目的を優先する

海外では名刺交換の順番や両手での受け渡しが一般的でない場合があります。現地の慣行と相手の動きに合わせます。オンラインでは、名刺交換を必須にせず、会議招待、署名、プロフィール、デジタル名刺のURLから所属と連絡先を確認します。

避けたい対応

  • 着席したまま、机越しに無言で渡す
  • 相手の名刺をすぐポケットやかばんへ入れる
  • 名刺へ相手の目の前で書き込む
  • 順番を間違えた人をその場で責める
  • 交換したことだけで広告メール配信への同意があるとみなす
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