有効求人倍率

有効求人倍率は、ハローワークで扱う月間有効求人数を月間有効求職者数で割り、求職者1人当たりに何人分の求人があるかを示す指標です。1倍を超えても、全員が就職できる確率を表すわけではありません。

有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数です。1倍超は求人数が求職者数を上回る状態ですが、地域・職種・条件のミスマッチやハローワーク外の市場を別に確認します。

計算式と1倍の意味

有効求人倍率月間有効求人数 ÷ 月間有効求職者数

有効求人数130人、有効求職者数100人なら1.30倍です。求人数が求職者数より30%多いことは分かりますが、職種、勤務地、賃金、必要経験が一致するとは限らず、1人が就職できる確率ではありません。

有効・新規・正社員の使い分け

指標分子と分母読み方
有効求人倍率前月繰越を含む求人 ÷ 求職者安定した労働需給の方向
新規求人倍率当月の新規求人 ÷ 新規求職変化を早めに捉える
正社員有効求人倍率正社員求人 ÷ パートを除く常用求職者分母に契約社員等の希望者も含み得る点に注意

統計に含まれる範囲

一般職業紹介状況はハローワークの求人・求職が基礎です。一般に新規学卒者を除き、パートタイムを含みます。民間求人サイト、直接採用、ヘッドハンティング、フリーランス案件などを網羅しないため、特に専門職や経営人材の採用市場は別データも必要です。

高い・低いを単独で評価しない

動き考えられる背景追加確認
倍率が上昇求人増または求職者減新規求人数、求職者数を分ける
倍率が低下求人減または求職者増景気、離職、労働参加を見る
高いのに採用できない職種・技能・条件の不一致職業別・地域別と応募データを見る
低いのに人手不足平均と自社市場のずれ職種、雇用形態、提示条件を絞る

採用計画へ落とす4手順

  1. 全国・地域・職種を選ぶ自社求人に近い市場へ絞ります。
  2. 原数値と季節調整値を分ける比較目的に合う系列を使います。
  3. 自社の採用ファネルと比べる閲覧、応募、面接、内定、承諾のどこで減るかを見ます。
  4. 条件または育成を直す賃金、勤務地、時間、必須経験、選考速度、未経験育成を検討します。

根拠資料:厚生労働省 厚生労働統計に用いる主な比率・用語 / 厚生労働省 労働市場関係指標 / 厚生労働省 令和6年版労働経済の分析

最終確認日:2026-08-13 一般職業紹介状況の定義・集計範囲・公表系列の変更時に更新します。

 

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