一致指標

一致指標は、景気の動きとほぼ同じ時期に変化し、足元の経済活動を確認するために使う指標です。景気動向指数では一致CIが基調判断の中心になります。

一致指標は現在地を示しますが、単月の低下だけで景気後退とは断定できません。移動平均、広がり、個別系列を確認します。

一致系列が映す活動

現行の一致系列には、鉱工業生産・出荷、耐久消費財出荷、労働投入量、投資財出荷、小売・卸売販売、企業の営業利益、有効求人倍率、輸出数量があります。生産、販売、利益、雇用、海外需要という足元の活動を複数の角度から捉えます。

CI一致指数の読み方

上昇は景気の拡張方向、低下は後退方向を示すことが多いものの、天候、災害、工場停止、大型案件などで単月が振れることがあります。3か月・7か月後方移動平均、DI一致指数、寄与度を合わせます。

「一致」でも発表は後から

一致とは経済活動が起きる時期との関係であり、統計を同時に入手できるという意味ではありません。集計・公表の遅れがあるため、経営会議では対象月と公表日を明記します。

自社の一致指標を決める

事業自社の現在地を示しやすい指標
受注型売上より受注高、受注残、稼働率
小売・EC販売数量、客数、客単価、返品率
サブスクリプションMRR、解約率、利用率
人材サービス求人数、応募数、成約数

公的な一致指標と自社指標が違う方向なら、景気統計が間違いとは限りません。市場、地域、顧客規模、商品構成の違いを仮説にして調べます。

景気の山谷は後から判定される

内閣府の景気基準日付は、一致系列から作るヒストリカルDIなどをもとに専門家会議を経て事後的に設定されます。今月の一致CIが下がったことと、公式に景気後退入りしたことは同義ではありません。

根拠資料:内閣府 個別系列の概要 / 内閣府 景気基準日付

最終確認日:2026-08-12 採用系列・景気基準日付の更新時に確認します。

 

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