丁寧語と美化語とは?です・ます・ございますの使い方

丁寧語は「です」「ます」「ございます」などを使い、聞き手・読み手に対して文全体を丁寧にする敬語です。美化語は「お酒」「お料理」のように、物事を上品に表す言葉です。どちらも尊敬語のように動作の主体を高める働きではありません。

丁寧語の基本形

使い方
です名詞・形容詞などを丁寧に結ぶ「会議室は3階です」
ます動詞を丁寧に結ぶ「担当者が確認します」
ございます「ある」を丁寧に述べるほか、定着した表現に使う「在庫がございます」「ありがとうございます」

「です」「ます」を付けても敬意の方向は変わらない

「私が見ます」は丁寧語ですが、相手の資料を見たことをへりくだって述べるなら「拝見しました」が適します。反対に「部長が見ました」を取引先の部長について述べるなら「部長がご覧になりました」とします。丁寧語だけで足りるかは、動作の主体と場面で判断します。

美化語の「お」「ご」

考え方
お茶・お酒・お料理物事を上品に表す美化語として定着している
お名前・ご住所相手に関わる語を立てる尊敬語として働く場合がある
お願い・ご案内語として定着しており、文脈により謙譲語・尊敬語などの働きが変わる

一般に和語には「お」、漢語には「ご」が付きやすいものの、「お電話」「ごゆっくり」など例外もあります。機械的に付けず、一般に定着した言い方かを確かめます。

媒体別の自然な丁寧さ

  • 電話:「担当者はただいま席を外しております。戻り次第ご連絡します」
  • メール:「資料を添付しました。8月14日までにご確認ください」
  • チャット:「承知しました。確認後、結果を共有します」

「ございます」を増やすだけでは要件は明確になりません。「ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」を毎回重ねるより、何をいつまでに確認するかを明示します。

不自然になりやすい例

形を重ねる

「こちらが資料になります」

変化を示す文脈でなければ回りくどくなります。

直接伝える

「こちらが資料です」

より丁重にするなら「こちらが資料でございます」。

尊敬語・謙譲語を含む全体の比較はビジネス敬語の早見表、言い過ぎの見分け方は二重敬語の解説で確認できます。

スポンサーリンク