CIで分かるのは「動きの強さ」
CIは、構成系列の変化を標準化して合成した指数です。CI一致指数が上がっているときは景気の拡張方向、下がっているときは後退方向にあることが多く、変化幅から勢いを読みます。ただし、単月には特殊要因や統計上の振れが含まれます。
「100を超えたら好景気」ではない
CIの基準年の水準は、気温の0度のような好不況の境界ではありません。「100以上か」より、同じ系列が数か月にわたり上向きか、下向きかを見ます。内閣府の統計表では、足元を捉える3か月後方移動平均と、基調の定着を見る7か月後方移動平均も確認できます。
CIとDIの違い
| 指標 | 主に分かること | 同じ数値でも残る問い |
|---|---|---|
| CI | 変化の大きさ・テンポ | 一部の系列だけが大きく動いたのか |
| DI | 改善が広がった系列の割合 | 各系列の変化は大きいのか小さいのか |
CIが大きく上がっても、少数の系列の寄与が大きい場合があります。DIと個別系列の寄与度を合わせると、勢いと広がりを分けて確認できます。
事業での読み方
- 先行・一致・遅行のどのCIかを確認する
- 単月、3か月移動平均、7か月移動平均の方向を比べる
- 在庫、受注、雇用、利益など、動きを作った個別系列を見る
- 自社の受注高、在庫日数、採用数など同じ期間のデータと照合する
CIは自社売上の予測値ではありません。景気全体と自社データが同じ方向なら計画の前提を再確認し、異なるなら顧客層、地域、商品構成など固有要因を探します。
もう一つのCI
企業ブランドの文脈では、CIがCorporate Identityを指すことがあります。経済統計の記事ではComposite Index、ロゴや理念の話ではCorporate Identityと、文脈で読み分けます。
根拠資料:内閣府 景気動向指数の利用の手引 / 内閣府 景気動向指数
最終確認日:2026-08-12 系列・算出方法の改定時に更新します。