電話伝言メモの書き方・テンプレート|必須項目と記入例

電話伝言メモには、誰宛てか、いつ、誰から、どのような用件で電話があり、折り返しが必要か、連絡先、受けた人の名前を残します。電話中に全部を文章で書こうとせず、会社名・氏名・数字を復唱し、通話後すぐに読みやすく整えて担当者へ渡します。

電話伝言メモのテンプレート

紙で使う場合は、次の項目をあらかじめ枠にしておくと聞き漏らしを減らせます。日時は「今日」「夕方」ではなく、日付と時刻を数字で残します。

電話伝言メモ

宛先                様
受電日時    年  月  日( )  時  分
相手会社名:         部署:        氏名:        様
用件

対応□折り返し希望 □再度電話あり □伝言のみ □資料確認 □その他
連絡先電話:            希望時間:         
受電者            引き渡し:  時  分 / □確認済み

記入済みの見本

宛先:営業部 田中さん

受電日時:2026年8月10日(月)10時25分

相手:株式会社青葉 購買部 佐藤様

用件:見積書No. Q-0810の納期を8月18日へ変更できるか確認したい。

対応:本日15時までの折り返し希望

連絡先:03-1234-5678

受電者:総務部 鈴木 10時30分に社内チャットで共有

「見積書の件」のように曖昧にせず、対象番号、確認したいこと、期限を一文でまとめます。一方で、契約内容や健康情報など、担当者以外に詳しく伝える必要がない内容は無理に聞き出しません。

必須7項目と確認方法

項目残す内容電話での確認例
宛先誰に渡すか「営業部の田中でよろしいでしょうか」
日時電話を受けた日付と時刻着信履歴だけに頼らず記録する
相手会社、部署、氏名、読み方「恐れ入ります。お名前をもう一度お願いいたします」
用件対象と、相手が求める次の行動「田中へは、納期変更の可否を確認するよう伝えればよろしいでしょうか」
折り返し必要・不要、希望時刻、緊急度「折り返しをご希望でしょうか」
連絡先相手が指定した電話番号数字を一桁ずつ復唱する
受電者電話を受け、渡した人担当者が確認できる名前を残す

担当者が不在のときの会話例

「申し訳ございません。田中はただいま席を外しております。15時頃に戻る予定です。戻り次第、こちらからお電話するよう申し伝えましょうか」

「かしこまりました。念のため、お電話番号とご都合のよい時間帯をお願いいたします」

「03-1234-5678、本日15時から16時の間ですね。見積書Q-0810の納期変更について確認をご希望と、田中へ申し伝えます。私、鈴木が承りました」

復唱では、会社名・氏名、電話番号、対象番号、期限を優先します。担当者の戻り時刻が未確認なら、推測で「15時に戻ります」と約束せず、「戻り時刻を確認してご連絡します」と伝えます。

紙・チャット・CRMでの残し方

方法向く場面注意点
紙のメモ同じ場所で働き、すぐ手渡せる机上へ放置せず、渡した時刻を記録する
社内チャット在宅勤務や外出中の担当者へ共有する公開チャンネルではなく、閲覧範囲を確認する
CRM・問い合わせ管理顧客対応履歴をチームで引き継ぐ顧客、案件、期限、担当者を正しいレコードへ登録する
メール社内ルールでメール共有している件名に相手と要件を入れ、不要な宛先へ送らない

記録先を複数にすると、どれが最新か分からなくなります。職場で正本を一つ決め、紙で受けた内容をCRMへ転記した場合は、転記済みと分かるようにします。

個人情報や機密情報を残し過ぎない

伝言メモには氏名や電話番号が含まれます。担当者へ用件を引き継ぐために必要な範囲だけを記録し、通行人から見える場所へ置いたり、関係のないチャットへ投稿したりしません。不要になった紙は職場のルールに従って処分し、電子記録も保存期限と権限を確認します。

  • クレジットカード番号、パスワード、本人確認用の秘密情報を書かない
  • 病歴や相談内容などを、本人の希望なく詳細に残さない
  • 担当者以外へ広く通知せず、必要な人だけに渡す
  • 処理が終わったメモを机や複合機の周辺へ放置しない

個人情報保護委員会のガイドラインでは、個人データの漏えい等を防ぐ安全管理措置と、記録媒体や書類を適切に廃棄する考え方が示されています。扱う情報の性質と職場の規程に応じて管理します。

渡す前のチェックリスト

  • 宛先、会社名、氏名を確認した
  • 用件を担当者が次に動ける一文へまとめた
  • 折り返しの要否、連絡先、希望時間を復唱した
  • 分からない内容を推測で補っていない
  • 不要な個人情報や機密情報を書いていない
  • 担当者へ渡した時刻または確認状況を残した
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